鳴門第九に参加して
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鳴門第九に参加して
なにわ第九を歌う会
テナー1 藤井龍幹
私の合唱経験は、30年になります。合唱を始めたきっかけは音楽好きな男性ばかり10名が集まり、
元中学の音楽の先生に指導をお願いしました。まだ、合唱団の名前も無い状態でした。やがて、人数も
増え20余りの混声合唱団となりました。地域の合唱祭に年1回参加して、合唱を楽しんでいました。
今や大阪に限らず年末には第九の演奏会があるので、第九を歌いたいと思い第九の練習に励み、「一万
人の第九」に参加しました。その時になにわ第九を歌う会の当時の丈野会長さんと出会い、「鳴門第九奏
会」のことを教えていただき、その後毎年「鳴門第九」に参加し、今年第37回にも参加することがで
きました。しかも、今回10回の参加感謝状をいただくこともできました。
鳴門第九に参加するようになって、沢山の新しい出会いが出来て第九を歌うことが私の人生を大きくしました。
第九の合唱指導してくださった先生方と合唱仲間に心から感謝します。
私 と 第九
なにわ第九を歌う会
テナー1 藤井龍幹
私は、ベートーヴェンの第九を歌うのが好きです。第九のステージに出演したのが、多い年は1年に
4回も参加しました。私の家内は平成19年12月20日に亡くなりました。その年も「第九」の本番
が12月26日に決まっていました。演奏会事務局には一旦欠場の知らせをしましたが、家内も「第九」
が好きだったこと、私も辛い気持ちでじっとしておられず、26日の本番に参加することを事務局の方
に再度お願いして無事出演することができました。
「第九」の第1楽章、第2楽章、第3楽章、をオーケストラの側で聞き、第4楽章になりバリトンの
独奏者と一緒に立ち上がり合唱を歌い終えました。感動と喜びでいっぱいでした。ベートーヴェンが苦
難の人生を乗り越え、この名曲「第九」を残してくれたからこそ、勇気を与えてもらえたのです。
「第九」は、人間に生まれた歓び、人生の苦難を乗り越える歓び、人生を生き抜いた後の歓び、
人間として生きる力を、私に与えてくれたことであります。